日本でカレーチェーン店と言えばカレーハウスCoCo壱番屋
通称「ココイチ」
そのココイチの元オーナーである私が、ココイチ時代に年間500店のカレーを食べ歩いていた中で
ここは美味しいと思ったカレー店をオススメしていきます。
今回は東京千代田区は丸の内にある「インデアンカレー」です
この「インデアンカレー」をあなたにオススメする理由はこちらです
歴史
東京近郊の方で「インデアンカレー」を知っている方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
それも当然といえば当然のことで
大阪に7店舗、兵庫の芦屋に1店舗なので大阪メインのカレー店であり
東京には2005年に丸の内にオープンした1店舗のみだからです
大阪の方であれば、カレーといえば「インデアンカレー」というくらい有名で
大阪のソウルフードとも言われているくらい
カレー好きの間では知らない人はいないほどのカレー店です
そんな「インデアンカレー」は1947年に大阪でオープンしました
店主の母親が戦後で元気のない日本に、活力ある美味しいものを提供しようと
インドの先生を招いてまでして、カレー作りを教わりオープンしたお店です
オープン当初から特徴的な辛さだったので
お客さんからはいつも「辛い辛い」と言われ続け
「もう無理だ!」と食べ残して帰ったお客さんが
また後日「自分でもよくわからないが、不思議とまた食べたくなった!」
と来店するという、インデアンカレー中毒者が少しづつ増え続け
オープン数年後には行列のできる店舗までになりました
メニュー
メニューは
- インデアンカレー 750円
- インデアンスパゲッティ 730円
- ミートスパゲティ 650円
- ハヤシライス 620円
- ルーダブル 500円
- ルー大盛 200円
- ライス大盛 50円
- ピクルス大盛 50円
- たまご入り(生卵) 50円
となっています
カレーのルーとライスのバランスが
おそらく多くの方にとっては
ルーが少なめとなっていますので
ルー多めのメニューが最初から設定されています
辛いのが大丈夫な人はインデアンカレーかインデアンスパゲティ
辛いのが苦手な人はハヤシライスかミートスパゲティ
といったところでしょうか
インデアンカレー
こちらに訪問するほとんどの方がインデアンカレーですが
1947年のオープン以来、その辛さと甘さのベースは変えずに
たくさんのスパイスを調合し、野菜・フルーツ、厳選された肉を使用して煮込むことにより
一口食べると甘さを感じますが
その後、一気に口の中を辛さが駆け巡るという
スパイスの辛みとフルーツの甘み
これが交互に口の中を襲ってくるのです
甘いんだけど辛い
辛いんだけど甘いという
あの独特であり特徴的なカレーが出来上がっているのです
カレーの世界の奥深さというものを感じる瞬間です
ピクルス
ガツンとくる辛さなので水を飲むか
あるいは、
福神漬けなどはないので、提供されるキャベツのピクルスで口の中を中和します
これが甘酸っぱくて美味しいので、50円で大盛のメニューも
多くの人が注文する人気商品となっています
辛いのが苦手なのであれば、タマゴのトッピングをオススメします
生タマゴなのでカレーのルーと混ざり、辛さを和らげてくれます
カレーに生タマゴのトッピングというのも関東方面では珍しいのではないでしょうか?
大阪には有名カレー店が数多くありますが
(ちなみに日本で一番カレー店が多いのは、実は大阪なのです)
その中でも有名なのが明治43年創業の「自由軒」の名物カレー
このカレーに生タマゴをトッピングするということが
大阪では当然のごとく、当たり前にDNAに組み込まれているのではないでしょうか
(ちなみに「自由軒」の名物カレー店は関東にも見受けられますが
本物の「自由軒」は難波本店と天保山店のみです
それ以外の「自由軒」は
この大阪発祥の元祖とは全く違いますので騙されないようにしてくださいね)
その大阪発祥の「インデアンカレー」も当然のごとく
生タマゴをメニューに取り入れることにより
生タマゴを注文する人が多いのではないでしょうか
事実、生タマゴがトッピングされることにより
辛さがやわらぎ、旨さとコクが一層深まった味わい深いカレーと昇華します
インデアンスパゲティ
更に
インデアン通の人からすると
カレーはもちろん美味しいのですが
実は隠れファンが多い「インデアンスパゲティ」
炒められたパスタの麺の油分と
カレーのルーが混じわり、カレーライスよりもルーがコッテリ感を増すことにより
カレーライスとはまた違った美味しさを醸し出すのです
カレーライスを体験したら
その次は是非、スパゲティの方も体験してみてください
ハヤシライス
こちらはハヤシライス
ミートスパゲティ
こちらはミートスパゲティ
人気店ですので食事時などは混んでいますが
店員さんもココイチ以上にキビキビとした働きっぷりですし
テーブル席はなくカウンター席のみですので
客席の回転率は高くそんなに待たされることはないでしょう
まとめ
是非、東京近郊の方は大阪発祥のこのカレーを一度味わってみてください
きっとあなたも中毒者になります
ちなみに北海道の帯広、釧路で12店舗ほどあるインデアンカレーというのがありますが、こちらもこの十勝地方では絶大な人気で、大手カレーチェーンが出店してもそのほとんどが撤退してしまうほど地元に愛されているカレー店です
他にも石川県などにインデアンカレーというフランチャイズカレー店もあります
他にもインデアンカレーという名の付くカレー店は全国にいくつもありますが
今回紹介の大阪のインデアンカレーとは全く関係ありませんのでご注意を!
インデアンカレーHP http://www.indiancurry.jp/
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA地下1階
電話 03-3216-2336
営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休
よく読まれている記事



