区分は様々!普通免許で運転できる車種を確認しましょう
自動車を運転するためには運転免許が必要です。この運転免許には第一種、第二種、仮免許といったカテゴリーがあります。
そのうち、仮免許とは一定の制限を設け、路上で運転練習を行うために必要な資格です。本免許を取得するためには、まず、この仮免許の取得が必須となります。第二種は主に旅客運送業などに従事する人が取得する免許です。
プライベートでの運転を目的とする人は、まずは仮免許を取得し、第一種免許の取得を目指すことになります。
第一種免許には9つの車種が指定されており、普通免許もここに含まれます。2018年の時点において、普通免許で運転できるのは原付バイク、普通自動車、小型特殊自動車のみです。
50cc以上のバイクや総重量が3.5t、積載量が2tを超える車種も運転したい場合は、普通二輪免許や中型免許といった別の免許が必要となるので注意しましょう。
また、普通免許にはAT限定免許といったカテゴリーも設けられています。このAT限定免許で免許を取得する場合はAT車の運転のみが可能です。
MT車の運転はできません。したがって、普通免許を取得する際はMT車も運転できる免許にするのかAT限定免許にするのかを選ぶ必要があります。
免許取得までの流れを紹介!試験の内容をチェックしましょう
運転免許を取得するためには公安委員会が指定する試験に合格することが必要です。試験では実技試験、学科試験、適性検査が行われ、自動車で路上を走行する技能が身についているかを厳しく審査されます。
試験は、まずコース内での走行試験が行われ、続いて学科試験が行われます。この試験に合格すると仮免許の交付です。本免許は仮免許を取得した後、路上試験、学科試験、適性検査に合格することで交付されます。以上が公安委員会が行う普通免許試験の流れです。
もちろんそのまま試験を受け、一発合格を目指すといった方法も可能ですが、難易度は高いので、自動車教習所などで必要な技能を身につけてから試験に臨むといった方法が一般的です。
気になる相場!取得にかかるまでの費用や期間を紹介します
免許取得までの費用は試験の受け方で大きく異なります。まず、公安委員会の試験に一発で合格したと仮定した場合、免許取得に必要な費用はおよそ2万4250円からとなっています。
もちろん、この額は全ての試験に一発で合格した場合の費用の相場となっており、不合格となった場合は、追加で費用が発生するといった点に注意が必要です。
免許取得までにかかる期間は一発試験で合格するなら数日、自動車教習所を利用する場合は最長でも9ヶ月となっています。最長で9ヶ月となっている理由は法令により、教習所への入校日から卒業証書を取得するまでの期間が定められているからです。
9ヶ月を過ぎてしまうと仮免許なども失効してしまうので、時間に余裕のない方はスケジュール調整などもしっかりと考えておくことが必要となります。
指定自動車教習所や未指定自動車教習所を利用して運転免許の取得を目指す場合の費用の相場は、15万円から35万円前後となっています。
価格はそれぞれの自動車教習所が設定できるようになっているので、一概に比較することはできませんが、金額だけで考えると未指定自動車教習所の方が費用負担を抑えられるといった傾向にあります。
しかし、指定自動車教習所と未指定自動車教習所では教習の内容が大きく異なっているので、選ぶ際はどちらが自分に合っているのかをよく考えることが大切です。
メリットがたくさん!指定自動車教習所が選ばれる理由を紹介
普通免許を取得する際に最も多くの人が利用しているのが指定自動車教習所です。指定自動車教習所とは公安委員会から認可を受けている教習所のことを指します。
この指定自動車教習所が多くの人に選ばれている理由は、教習所に通うことで仮免実技、仮免学科、本免実技などの試験が免除となるからです。
すべての試験は教習中に受けることができるようになっているので、公安委員会で試験を受ける必要がなくなるといったメリットがあります。
指定自動車教習所に通うデメリットは多くの人が利用するため、都合の良い日時に必ず教習を受けられるとは限らない点です。
社会人になってから普通免許の取得を目指す人の場合は、スケジュール調整などが難しくなる場合もあるといったデメリットがあります。
未指定自動車教習所を紹介!ノウハウだけを学びたい人に最適
未指定自動車教習所を利用するメリットは費用を節約できる点です。未指定自動車教習所は指定自動車教習所とは違い、運転技能と学科内容を学ぶことに特化した教習所となっています。
過去に運転免許を取得していた期間があり、うっかり資格を喪失して再取得が必要となった方などの場合は、公安委員会の試験に合格するノウハウだけを効率よく学べるといったメリットがあります。
運転のスキルに自信のある方は、指定自動車教習所を利用するより、未指定自動車教習所を利用した方が効率的といえるでしょう。
しかし、未指定自動車教習所の場合、指定自動車教習所のように仮免実技、仮免学科、本免実技が免除されるといった特典はありません。
したがって、公安委員会が指定する試験場に何度も足を運んで試験を受けなければならないといったデメリットがあります。
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