最初に…車両本体の価格とオプション、サービス、消費税って?
車両本体の価格とはその車の値段のことです。新車や中古車、普通車や軽自動車など、車の種類や状態により価格は異なります。
車に取り付けるオプションには製造段階から取り付けられるものや、車がディーラーのもとについてからつけられるものがあります。
サービスには無料点検や整備、オイル交換の無料実地などがあります。サービス内容はメーカーによって異なります。
最後に車を購入する際にかかる消費税についてですが、車両本体の価格、付属品の価格、代行費用は課税対象となります。それ以外の自賠責保険や割賦手数料などは非課税です。
自動車税と軽自動車税…その詳細は?
自動車税はナンバープレートがついた車に対して発生する税金で、車の使用目的や総排気量により税額が変わり、エコカー減税などの優遇措置や購入時期を考慮することにより節税が可能です。
軽自動車税は軽自動車や軽トラック、小型・原付バイクなどが対象で、車両の種類や排気量、使用目的により税額が変化します。
自動車税の課税権者は都道府県ですが、軽自動車税は市町村になっています。毎年4月1日に車の所有者に対して課せられ、購入後に一定の期間が経過し環境負荷が大きい車は、税負担が重くなります。
誰に対して課される?自動車取得税
都道府県が課す税金のなかには、取得価額が50万円を超える車を購入した人に対して課される自動車取得税があります。
新車と中古車ではその金額を計算する際に用いる指標が異なります。課税の対象になる車両は軽自動車、小型自動車、普通自動車などです。車をローンで購入し所有権が店やローン会社にある場合でも、自動車取得税は車の購入者に対して課されます。
支払うタイミングは?自動車重量税
自動車重量税は車を新規登録する時と車検をする時に支払う税金です。車検は新車登録をした3年後から行い、その後も2年ごとに必ず行う必要があるのですが、自動車重量税も車検と同時に支払うのが一般的です。
自家用乗用車はその重さで税額が変わりますが、軽自動車の場合は重さは関係なく、定額を支払います。新車の登録をしてから13年以上経過すると税額が上がり、その後18年以上経過するとまた税額が上がります。
なにを補償するの?自賠責保険
自賠責保険は強制加入の保険です。補償するのは相手方の怪我の治療費、事故により低下した能力と精神的苦痛に対する補償、相手方が死亡した際の逸失利益、葬儀費、慰謝料などで、これ以外の損害額は自己負担となり、自分の怪我の治療費や車の修理費などは補償されません。
自賠責保険に加入しなかった場合は懲役や罰金、免許停止処分などの罰則があり、特殊な自動車以外は加入が義務付けられています。
自分でもできる!車庫証明費用とは
車庫証明費用は申請手続きを行う時にかかる手数料や代行してもらう時にかかる金額のことです。代行を依頼した時にかかる金額は業者により異なります。
自分で申請する時はまず警察署に行って車庫証明に必要な書類をもらい、車を置く場所を調べるなど必要な情報を集めた後、書類を作成します。書類を書き上げたら管轄の警察署の窓口で申請に必要な証紙を買い、申請書に貼ります。その後は許可がおりるまで待ち、問題がなければ車庫証明が交付されます。
カットは可能?納車費用について
納車費用は車を自宅などに運んでもらう時にかかる費用です。自分で車を取りにいくこともでき、その場合は納車費用をカットすることが可能です。業者によっては洗車や書類手続きなどにかかった金額も納車費用のなかに含むことがあります。
新車購入時には必須!検査登録・届出費用
検査登録・届出費用は新車を購入し陸運局でナンバーを取得する際に、検査登録の手続きをディーラーに代行してもらうと発生する費用です。検査登録手続きの代行費用の相場は約15,000から30,000円ほどで、軽自動車の場合はこれより更に安いことが多いです。
環境のことも考えて!リサイクル法関連費用
自動車リサイクル法とは車のリサイクルに関する法律のことで、車の所有者はリサイクル料金を支払ったり、廃車の際は登録済みの業者に車を引き渡すことが定められています。
支払いは基本的に新車を購入する時に行い、その際にリサイクル券や領収書がもらえます。リサイクル料金を支払った後の車を他人に売る時は、そのリサイクル料金と同程度の金額を受け取れます。
車に乗るなら必須!任意保険とは
任意保険は自動車保険とも呼ばれており、自賠責保険とは違い強制保険ではありません。相手方への補償だけではなく自分への補償や交渉の代行をしてくれる任意保険もあります。
任意保険の種類には賠償責任保険や傷害保険、車両保険があります。自分と相手、そして同乗者が怪我を負った場合も補償を受けられる保険や、車両の修理代が支払われる保険も存在します。
電気とガソリンどちらがお得?燃料代の詳細
ガソリン代は車が走る際に必要不可欠な代金です。電気自動車の場合は電気代が燃料代になります。軽自動車と普通車では1年間にかかるガソリン代も違ってきます。
一般的にはガソリン車にかかるガソリン代よりも電気自動車にかかる電気代のほうが安くなっているのですが、車両価格については電気自動車の方が高く、充電スポットの少なさなどの課題もあります。
長期間車に乗るなら怠れない…メンテナンス代について
車のメンテナンスには洗車や車内・エンジンルームの掃除、エンジンオイルの点検、タイヤの溝や空気圧のチェックなど様々な種類があります。
エンジンオイルの点検は6ヶ月ごとに行うか、前回オイルを点検してから走行距離が3,000から5,000キロメートルほどになったら行うのが理想とされています。
オイルを交換してもらう場合の費用は、軽自動車で3800円ほど、普通車では7,600円から4500円ほどが相場です。
車の維持に必要な費用!駐車場代の相場って?
自宅に車を置く場所がない場合は駐車場を借りる必要がでてきます。東京都で駐車場を借りる場合の相場は1ヶ月で約31,000円程度とされており、全国では約8300円程度とされています。
駐車場代は軽自動車や普通車などの車種による変動もありませんので、節約したい場合は自宅に駐車スペースを確保するか、自宅付近に代金が安い駐車場がないか探すことが必要になってきます。
いつまでも綺麗さを保ちたいから…洗車代についても考えよう
洗車をガソリンスタンドで行ってもらった際にかかる費用は、手洗いの場合は2000円程度が相場とされています。洗車機を利用する場合は約1000円程度で行えることがほとんどで、ガソリンスタンドによって料金や洗車にかかる時間が違ってきます。
安全な走行のために…車検代の種類と車検について
車検は一定期間ごとに対象の自動車が安全に走行できるか検査する制度です。車検代には税金・保険などの法定費用と、点検整備・車検代行など利用する業者や車の状態によって変化する費用があります。
その種類には自賠責保険料、検査手数料、自動車重量税、点検整備・車検代行料などがあり、エコカー減税などの制度を利用することによっても費用が変わってきます。
車検は必ず受ける必要があるもので、受けなかった場合は免許が停止されたり、取り消されたりする場合もあるほか、罰金や懲役などの処分を受ける可能性もあります。
車検料金のなかでも、点検や整備にかかる費用は車検を依頼する業者により異なります。法定費用は自賠責保険と重量税は車種により異なりますが、検査手数料は新規検査で持込車の場合は一律になります。
車を購入する際にはこちらの記事でご紹介した諸費用や維持費、税金を支払う必要がでてきます。購入に踏み切る前に実際に自分に支払っていけるかどうかよく吟味し思案しておくことが大切です。
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